
<なでしこL・マイナビ仙台>最終戦、残留決められず サポーターがっかり
サッカー女子、なでしこリーグのマイナビベガルタ仙台レディース(仙台)は28日、仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台でノジマステラ神奈川相模原とホーム最終戦を行い、仙台が0−2で敗れて2部降格圏内の9位に後退した。1部残留を決められず、スタンドに集まった1546人のサポーターらが落胆の表情を浮かべた。
前節まで16試合で3勝しか挙げられず、ホームでは1勝と不振の仙台。残留を懸けたホーム最終戦でも攻守の歯車がかみ合わず、再三の好機を逃してミスから失点を重ねた。サポーターが必死に「ベガルタ仙台」のコールを送ったが、最後までゴールネットを揺らすことができなかった。
目標のリーグ優勝にほど遠い成績に、試合終了後のセレモニーでクラブの西川善久社長が成績不振を陳謝。千葉泰伸監督も「リーダーとしての力不足を痛感し、責任を感じている」と厳しい表情で話した。主将のMF安本紗和子選手は「目の前の試合を全員で戦い抜く」と残留を懸けた11月3日のアウェー千葉戦に向けて決意を語った。
不振に憤りを見せていたサポーターらも最後は「残留を決めよう」「気持ちを見せてくれ」と激励。宮城野区の無職斎藤博秀さん(63)は「強くなるために努力してほしい」とクラブに求めた。
2018年10月29日月曜日