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<NPOの杜>NPO法制度の20年

 特定非営利活動促進法は、一般にNPO法と呼ばれ、「法人格を付与すること等により、ボランティア活動をはじめとする市民の自由な社会貢献活動としての特定非営利活動の健全な発展を促進すること」を目的に、20年前の1998年12月に施行されました。
 仙台は全国的に見てもNPO活動が盛んなところで、早くから市や県も支援施策に取り組んできました。現在、宮城県内のNPO法人数は819法人。設立の一方、解散する団体もあることからここ数年は横ばいの状況ですが、確実にNPOに関わる市民が増え、貢献度も増しています。
 しかし、法制度と共に期待した、市民による社会問題の解決に向けた社会変革の動きはどうでしょうか? 東日本大震災で大きく被災した宮城県も全国から救援に入ったNPOの活動で復興が進んできましたが、地域が落ち着きを取り戻してきた今、過疎化や高齢化などによる問題がより鮮明になってきています。
 目前の問題をとりあえずのサービス事業で回避できても、本当の解決にはなりません。その根本にある問題をはっきり掲げ、市民と一緒に解決する運動を忘れてはいけません。NPOの存在意義を問い返す時です。
(認定NPO法人杜の伝言板ゆるる 大久保朝江)


2018年10月29日月曜日


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