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自分史で人生に誇り 福島大生と協力し作成 福島・飯舘村

昔の写真を示して人生を振り返る村民(右奥)と学生ら

 昨年春、東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が一部を除き解除された福島県飯舘村が、福島大生の協力も得て村民の自分史作りを進めている。村は「原発事故でマイナスに捉えがちだが、以前も振り返ることで人生の良さを再認識してほしい」と期待する。
 対象は、公募に応じるなどした70歳以上の20人。学生やプロのライターが村内の自宅や村外の仮設住宅を訪れて話を聞き、1人につき8ページほどにまとめる。来年1月、冊子にして本人に配布する。
 今月23日には、村内の診療所いいたてクリニックの利用者3人に聞き取りをした。学生らは「これまでの人生で最も怒られたのはどんなことですか」「どんな遊びをしていましたか」などと約1時間半尋ねた。
 女性の一人は「親に結婚を反対され、最初は苦労した」などと若い頃を思い返して涙を浮かべた。
 協力する同大行政政策学類の大黒太郎准教授は「地域は一人一人の人生の積み重ねでできていると学生が実感する機会になる。聞き取りなどを通じ、自分たちの地元にも愛着を持ってほしい」と話した。


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2018年10月29日月曜日


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