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<レイドバック2018>江戸の仙台、寝転び体感 来月イベント 大判複製絵図床に敷き展示

イベントに向けた準備で、原寸で複製した絵図を貼り合わせる木村さん

 原寸で複製した仙台市指定有形文化財「仙台城下五釐卦(ごりんがけ)絵図」を床に敷いて展示するイベントが11月1〜7日、仙台市青葉区一番町2丁目の金港堂本店2階で開かれる。現物は4枚合わせて縦496センチ、横602センチの大判。靴を脱いで絵図の上に立ったり、寝転んだりして、江戸時代の仙台を感じられる珍しい機会だ。入場無料。

 イベント名は「レイドバック・センダイ2018」で、仙台駅東エリアマネジメント協議会の主催。
 JR仙台駅東の再開発が進む今、1887(明治20)年の東北線仙台駅開業で「駅前」「駅東」に分かれる以前の仙台の姿を知り、街の一体感について考えてもらおうと企画した。
 レイドバックは英語で「ゆったりとした」との意味で、古絵図の魅力をゆっくり楽しんでほしいとの狙いもある。
 絵図は1691〜92(元禄4〜5)年に作られたとみられ、1200〜1300分の1の縮尺。市博物館が所蔵し、仙台城下を4分割して描いている。北は北山五山、南は河原町、東は薬師堂、西は大崎八幡宮と仙台城までを示す。
 今回のイベントのため博物館が所有するデータを基に複製した。4枚を合わせた状態で展示されたことはないという。
 複製絵図は、一軒一軒に書き込まれた武士の名や奥州街道沿いの町名といった小さな文字、町の境目にあった木戸の位置を示す印、広葉樹と針葉樹の描き分けなど、細かい部分まで確認できる。
 仙台の古絵図などに詳しく、イベントの企画に携わった宮城学院大非常勤講師の木村浩二さん(66)も4枚同時に並べた状態で見たのは初めてという。「寝転がって絵図を見ると臨場感たっぷりで、三百数十年前の仙台の姿が一気によみがえるようだ。身近な場所を探し、現地と比べて見てほしい」と話す。
 イベントの開催時間は午後0時半〜6時半。絵はがきや写真パネルの展示、木村さんらによるトークイベントも予定している。連絡先は風の時編集部022(295)9568。


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2018年10月30日火曜日


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