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遠野に63年ぶり女性市議 佐々木さん支持集めトップ当選 「悩み話せる存在に」

初当選が決まり、支援者から花束を贈られる佐々木さん(右)

 岩手県遠野市に63年ぶりの女性市議が誕生する。28日投開票の市議選(定数18)で1261票を獲得し、トップ当選を果たした無所属新人の佐々木恵美子さん(50)だ。有権者の幅広い支持を集め、女性議員ゼロという「不名誉な伝統」を打ち破った。
 市農業委員などを務め、農家の女性の地位向上に取り組んできた佐々木さん。「女性市議が誕生しないまま平成が終わるのは悔しい」と立候補を決意した。
 親戚の介助をした経験もあり「同じように大変な思いをしている女性や、高齢者が悩みや困り事を打ち明けられる存在でありたい」と抱負を語る。議会活動では医療や介護の人材確保策に力を入れたいという。
 これまで遠野の女性市議は、1954年の市制施行時に合併特例で旧上郷村議からスライドし、翌55年に引退した1人だけだった。
 パート女性(54)は「市は『子育てするなら遠野』とキャッチフレーズを掲げるが、サービス業では子どもの学校行事に参加したくても職場の理解がなくて休めない」と訴える。
 待望の女性市議誕生に「遠野に漂う『男性の方が上』という雰囲気を変えてほしい」とエールを送る。
 農業女性(45)は「市政に女性の声を届けるには、もっと女性議員が必要。後に続く仲間を増やすために協力したい」と話した。


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2018年10月30日火曜日


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