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仙台藩士の足跡、中学生が追う 秋田・美郷「六郷の戦い」で戦死 本拠地の宮城・涌谷で調査、来月14日報告

研究発表会に向けて準備する高橋さん(中央)と本間さん(右)。左は指導した鈴木茂教諭

 秋田県美郷町六郷で150年前にあった秋田戊辰戦争の「六郷の戦い」を美郷中3年の高橋陽さん(15)と本間来瞳(くるみ)さん(15)が研究している。戦死した仙台藩士3人が眠る町内の寺に墓参し、3人が仕えた涌谷伊達家の本拠地の宮城県涌谷町で郷土史家に話を聞いた。11月14日に秋田県大仙市で開かれる研究発表会で成果を報告する。
 六郷の戦いは1868年旧暦8月14日に奥羽越列藩同盟軍と新政府軍の間で起きた。美郷町六郷の台蓮寺に涌谷伊達家の家臣だった米谷周蔵、野田清三郎、門間菊三郎が眠っている。
 2人は六郷の戦いを特集したフリーペーパーを見て関心を持った。文献を調べて台蓮寺に墓参し、9月には涌谷町文化財保護委員会の桜井伸孝委員長を訪問。涌谷伊達家の家臣が秋田戦争の行軍を記録した「軍事方日録」の説明を受けた。
 高橋さんは「古い町並みが残る涌谷と六郷は雰囲気が似ていて親近感を持った」と言う。本間さんは「戊辰戦争という言葉も知らなくて、地元が戦場となったことに驚いた。周りの人に伝えていきたい」と話す。
 桜井さんは「よく涌谷まで来てくれた。若い2人が郷土史を熱心に勉強していて頼もしい」と感心する。
 2人は今回、六郷の志士辻辰之助の足跡も調べた。戊辰戦争時は地元で農兵隊を組織し秋田藩の防衛に尽くしている。併せて11月14日の「大曲仙北児童生徒社会科研究発表会」で報告する予定だ。


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2018年10月31日水曜日


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