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重粒子線がん治療で連携 山形大が韓国・延世大と協定 交換留学などの事業展開

調印式で協定書を取り交わすキム教授(左)と山下医学部長

 山形大医学部と韓国の延世(ヨンセイ)大医学部は30日、重粒子線がん治療などに関わる包括的な交流協定を締結した。延世大は、山形大が現在整備中の次世代型重粒子線がん治療装置を導入し、2022年の治療開始を目指している。協定により、重粒子線治療に関する情報交換や両大学間での交換留学などの事業を展開する。
 山形大医学部であった調印式で、嘉山孝正同大医学部参与は「韓国の名門大学との協定は感無量だ。世界のがん治療をともに前に進めていきたい」とあいさつ。延世大のキム・ヨンベ教授は「山形大と重粒子線がん治療だけでなく、学生らの交流ができることは光栄だ」と話し、山形大の山下英俊医学部長と協定書を取り交わした。
 山形大が2020年3月の治療開始を目指し、整備を進めている次世代型重粒子線がん治療装置は、東芝との研究で小型化、省エネ化が進んでいるのが特徴。
 延世大は今年3月、同じ装置の導入を決め、山形大に情報提供などで協力を依頼。両大学の協議で重粒子線がん治療だけでなく、さまざまな領域で継続的な協力関係を構築することで一致した。
 協定により、当面は延世大放射線科の担当医が山形大で重粒子線治療を学ぶほか、両大学間で学生や教員の幅広い交換留学を検討していく。


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2018年10月31日水曜日


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