宮城のニュース

<仙台・高1自殺>遺族「担任、幾度も罵声」県教委、第三者委設置へ

 仙台市内の宮城県立高1年の男子生徒(15)が今年8月に自殺した問題で、遺族側は31日、県教委と県に原因究明のための第三者委員会設置を文書で求め、県教委は設置の意向を示した。遺族は県庁で記者会見し、男子生徒が通っていたのは青葉区の宮城工高と明らかにした。

 文書では「入学直後から学校の担任に幾度となく罵声を浴びせられた」と指摘。リポートの再提出を命じられた上、部活動への参加を禁止されて「精神的にも追い詰められた」と訴えた。第三者委設置のほか、教員や生徒を対象にした調査の実施、遺族への結果報告など5項目を求めた。
 男子生徒の父親(44)は記者会見で「息子を苦しめたものがあれば排除したい。これまで学校からは何の説明もない。原因が分からないので調べてほしい」と話した。
 要望書を受け取った県教委の松本文弘教育次長は学校の遺族への対応について「つらい思いをさせて申し訳ない」と謝罪。県教委と学校側が開いた記者会見で、遺族側の意向を受け入れ、第三者委の半数を遺族推薦の委員とし、県推薦の委員は県外の有識者とする考えを明らかにした。
 宮城工高の西尾正人校長は「リポートは適切な量の範囲内」で、部活動も学業に影響があるため顧問らとの協議の上、約3週間中断させたと説明。「担任の指導は厳しかったが、逸脱はない」との認識を示した。
 父親によると、男子生徒は夏休み最終日の8月21日、自宅で亡くなっているのを家族が見つけた。県警は遺体の状況から自殺と判断した。遺書は見つかっていない。


関連ページ: 宮城 社会 いじめ自殺

2018年11月01日木曜日


先頭に戻る