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畑ワサビで豪雨被害からの復興けん引 新加工施設完成 岩手・岩泉

 2016年8月の台風10号豪雨で被災した岩手県岩泉町に新たなワサビ加工施設が完成し、現地で10月29日に記念式典があった。畑ワサビの生産量日本一の町が、生産体制の拡充で6次産業化に乗り出す。
 加工施設は鉄骨平屋、延べ床面積約1020平方メートル。豪雨被害から復旧した既存施設に隣接し、急速冷凍や洗浄、高次加工を担う。総事業費は7億5294万円。中居健一町長は式典で「畑ワサビは町の基幹産業。さらなる生産振興を願う」とあいさつした。
 畑ワサビは練りわさびやわさび漬けの原料となる。従来は町内の生産者が1次加工し、長野県の業者が商品化してきた。加工施設の整備により、町内に生産から商品化までの一貫体制が整った。
 豊富な山林資源を生かした特産品として、町は1984年から畑ワサビの栽培に力を入れてきた。17年度実績は作付面積43ヘクタール、生産量392トン、生産額1億5000万円。
 豪雨で作業道の流失や土砂が流入する被害を受けた生産者も多く、町わさび生産者連絡協議会の馬川竹夫会長は「岩泉の畑ワサビの品質をPRし、復興をけん引したい」と意気込む。


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2018年11月01日木曜日


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