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福島・葛尾で養鶏再開 7年7ヵ月ぶり「良い鶏育てたい」

新しい鶏舎に運び込まれる鶏のひな=10月25日

 福島県葛尾村に、新たに養鶏場「かつらお農場」が開設された。村内での養鶏再開は、東京電力福島第1原発事故から7年7カ月ぶり。事故前の村内全体の約4割に当たる年23万羽の出荷を目指す。
 鶏肉生産・加工の伊達物産(伊達市)が、村にあった養鶏農家4軒のうち1軒の土地を借り、鶏舎3棟を建設した。10月25日にはブロイラーのひな約1万5000羽が同県玉川村のふ化場から届けられ、雄と雌に分けて鶏舎に入れられた。
 ひなは30日までにさらに追加され、農場は鶏舎3棟で計4万7000羽を飼育する。給餌などは自動化され、当面は社員2人が常駐する。将来は従事者を地元雇用する方針。
 原発事故前、葛尾村では養鶏場4軒が約13万羽を飼育し、年50万〜60万羽を出荷していた。避難期間中に鶏舎は全て撤去された。
 斎藤弘幸場長は「家業をなげうって避難した農家の気持ちは計り知れない。地元の人たちと協力しながら良い鶏を育てたい」と強調した。


2018年11月01日木曜日


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