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EVバスで小名浜周遊 観光客回復図る いわきで実証事業

いわき市小名浜を走る周遊バス。6月に大型商業施設が開業し、人が回遊する仕組みが求められている=10月30日

 水族館や大型商業施設が立地するいわき市の小名浜港周辺で10月30日、電気自動車(EV)の低速小型バスを使った周遊の実証事業がスタートした。回遊性を高め、東日本大震災後に減少した観光客の誘致効果などを検証。11月12日まで1日7便を乗車無料で運行する。
 EVバスは9人乗り(運転手を除く)。観光物産施設「いわき・ら・ら・ミュウ」を発着地に水族館「アクアマリンふくしま」や地元商店街などを経由する約3キロを定時運行する。6カ所の停留所で自由に乗降できる。土・日曜日の4便は三崎公園も回る。
 国土交通省の次世代交通システム実証事業。時速20キロ未満で公道を走る4人乗り以上のEVを「グリーンスローモビリティ」と名付け、手を挙げた全国5自治体で実施する。採択は東北で唯一。
 小名浜港周辺は津波で被災。市によると2017年の観光客数は約174万人で、震災前(10年)の71%と回復途上にある。市は実証事業でEVバス導入の可能性を探る。
 家族3人で利用した市内の会社員松崎直樹さん(26)は「乗り心地が良く、生後5カ月の長男も泣かなかった。観光客には便利で、乗って楽しめそう」と話した。


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2018年11月01日木曜日


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