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<仙台市教委>小中一貫校20年度にも 有識者会議が報告書案

 仙台市の小中連携の在り方を検討する有識者会議「小中学校の接続・連携に関する調査研究委員会」は1日、小中一貫校を試行的に設置することなどを柱とした最終報告書の構成案を決めた。市教委が報告書に基づき、市立小中一貫校を設置すれば初めて。開設は早ければ2020年度の見込み。
 一貫校の設置は子どもたちの学力や学習意欲の向上、教員の指導力アップが狙い。小中の校舎が隣接する地域などでの開設を想定する。児童生徒の健全育成や自己肯定感の醸成が期待できる一方、人間関係の固定化や教職員の多忙化などの課題も指摘した。
 開設する上での重要なポイントとして、義務教育9年間を見通した教育課程の作成、地域の理解や協力を得た体制づくりなど6項目を明記した。
 最終報告書には、小中一貫校の設置のほか、学力向上など「小中が連携する上での視点」を提言として盛り込む。中学入学時に子どもたちが感じるギャップをなくすための取り組み、教科担任制などによる学力向上、地域との連携を重要項目として列挙した。
 委員からは「小中連携で学習のつまずきに丁寧に対応できる」「校長は小中両方の現場が分かる人がいい」などの意見が出た。
 委員会は昨年7月に発足。名取市閖上小中学校や横浜市の一貫校を視察しながら仙台市での連携方法を協議してきた。年明けに最終報告をまとめ、佐々木洋教育長に提出する。


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2018年11月02日金曜日


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