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<秋の叙勲>前宮城県知事・浅野史郎さん「県民の皆さんに感謝」

◎旭日重光章/情報公開と県政改革を推進

 宮城県知事を3期12年(1993〜2005年)務めた。無党派、改革、福祉の浅野カラーが幅広い支持を得た。「大変な名誉。支えていただいた県民の皆さんに感謝したい」と喜ぶ。
 ゼネコン汚職で当時の知事が逮捕された出直し選で、旧厚生省課長から転身し初当選。その経緯を「出生の秘密」と言い続け、情報公開と県政改革を推進した。「脱政党」を掲げ政党とのしがらみを断ち切った。
 1995年に発覚した県の食糧費不適正支出が印象深いという。調査を尽くし暗部をつまびらかにした。「逃げるわけにはいかなかった。県民の思いがあったからこそ、全面的な情報公開に踏み切った」と振り返る。
 再選を期した97年は有権者を巻き込む「勝手連」選挙を本格展開。政党候補を寄せ付けなかった。「いかに県民が参加し、県政に関わってもらうかを考えた」
 神奈川大特別招聘(しょうへい)教授として地方自治論を講義する。「行政と議会がチェックしながらぶつかり合う。是々非々より激しい『ぜーぜーひーひー』じゃないと」。情熱もユーモアも健在だ。


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2018年11月03日土曜日


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