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<イヌワシ戦士 勝負の秋>1軍定着へオコエ疾走 俊足武器、打撃安定が課題

秋季教育リーグの韓国・斗山戦で6回に中前打を放つ東北楽天のオコエ。来季の1軍定着を目指す=10月24日、宮崎市のサンマリンスタジアム

 東北楽天のオコエ瑠偉外野手が来季の1軍定着に意欲を見せている。10月29日に閉幕した秋季教育リーグ(フェニックス・リーグ)では、自慢の俊足を生かしたプレーを披露し、外野のレギュラー奪取に向けて猛アピールした。
 10月24日の韓国・斗山戦。六回に中前打を放つと、続く岩見の打席の1球目にすかさず盗塁を決めた。
 オコエの足の見せ場は盗塁だけではない。2017年シーズンは本塁打を除く36安打のうち16安打、18年は20安打中8安打が長打だった。打球が外野手の正面から少しでもずれると、すかさず二塁や三塁を陥れる「攻めの走塁」も特長だ。オコエは「自分の魅力は塁間を回る速さ。単打を長打にするのが売りだと思っている」と自覚する。
 走攻守の三拍子がそろい、1年目の16年は球団の高卒新人野手として初めて開幕1軍入りするなど期待されたが、その後はけがに泣かされた。
 昨季の春季キャンプは右手薬指の側副靱帯(じんたい)損傷で開幕1軍を逃した。今季は5月下旬に右太ももの筋肉を損傷し2軍で長期間の調整を強いられた。「けがだけには細心の注意を払わないといけない」と気を引き締める。
 10月のドラフト会議では、似たタイプの辰己涼介外野手(立命大)が1位指名され、外野の定位置争いはますます激化する。オコエは「調子次第になってしまっている打撃を安定させる。来季こそ期待に応えられるようなプレーを見せたい」と誓った。(伊藤卓哉)


2018年11月04日日曜日


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