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<羽生結弦>SP首位 軽やかに106.69点

男子SP 首位に立った羽生

 【ヘルシンキ共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、フィンランド大会第2日は3日、ヘルシンキで行われ、男子ショートプログラム(SP)で冬季五輪2連覇の羽生結弦(ANA、宮城・東北高出)が106.69点をマークして首位に立った。ルール改正後の世界最高得点。
 ミハル・ブレジナ(チェコ)が93.31点で2位につけ、田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)が80.60点で7位。

◎ルール改正後世界最高

 戦略と演出が融合したSPだった。羽生は三つ全てのジャンプが前半だった構成を手直しし、基礎点が1.1倍になる演技後半に得点源となる4回転−3回転の2連続トーループを移して全ジャンプを成功。その後は華麗なステップやスピンを見せつけて会場は熱狂の渦に。「楽しくできたし、気持ちよくできた」。哀愁漂うピアノの音色がやむと、大歓声が会場を包んだ。
 右足首故障からの復帰戦だった9月のオータム・クラシックでは優勝したが、ミスが続出。勝利への闘志をたぎらせて迎えた大会での演技は今季2戦目にして圧倒的だった。冒頭の4回転サルコーを丁寧に跳び、4.30点も加点を得た。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も軽やかに成功し、4回転−3回転は着氷をこらえて決めた。演技点では5項目全てで9点台中盤を並べ、106.69点をマークし「100点を超えられてほっとした」と涼しい顔だった。
 連続ジャンプは約2分40秒の演技で「1分23、24秒ぐらいを狙っている」とわずかに後半に入る。ピアノ曲が盛り上がる後半はスピンやステップを主役にするため、できる限り前半に近づけた。自ら「欲張り」と話す五輪王者は力を尽くしたが「技のつなぎもジャンプの出来に関してもできることはたくさんある」。ルール改正後の世界最高点も進化の過程にすぎない。


2018年11月04日日曜日


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