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<宮城県高校サッカー>仙台育英V2 PK戦で聖和学園破る

仙台育英−聖和学園 後半終了間際、左からのクロスを仙台育英・五十嵐(右)が頭で合わせ1−1の同点とする

 第97回全国高校サッカー選手権宮城県大会は3日、仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台で決勝があり、仙台育英が聖和学園をPK戦で下して2年連続33度目の全国大会出場を決めた。
 試合は1−1のまま延長でも決着がつかずPK戦に。仙台育英はGK佐藤が3人連続でシュートを止めて優勝を決めた。
 全国大会は12月30日から東京・駒沢陸上競技場など首都圏で開催される。決勝は来年1月14日、さいたま市の埼玉スタジアム2002で行われる。組み合わせ抽選会は11月19日にある。

◎終了間際に同点

 ▽決勝
仙台育英 1 0−0 1 聖和学園
       1−1
       延 長
       0−0
       0−0
    (PK3−1)
▽得点者【仙】五十嵐【聖】古賀

 【評】仙台育英の粘りが光った。後半38分に先制点を奪われたが、ロスタイムに左からのクロスを五十嵐が頭でゴール右隅に流し込み同点。延長は両チームとも無得点で、PK戦は仙台育英GK佐藤が3連続セーブで勝利を引き寄せた。
 聖和学園は持ち味のドリブルサッカーから先制点をもぎ取ったものの、リードを守り切れなかった。

◎守備意識徹底、勝利呼ぶ

 粘りのサッカーが決勝で花開いた。仙台育英は試合終了間際に追い付いた末、PK戦を制して2連覇。堀江主将は「最後まで諦めなかった全員の勝利」と仲間と抱き合って喜んだ。
 聖和学園の攻めを積極的なプレスで封じたことが勝因だ。「相手がボールを持ったら、すかさずアタックする」(堀江)。守りの意識はチームに通底していた。個人技に勝る相手に突破を許しても、2枚、3枚とすかさずカバーが入る。ドリブル自慢たちを自由にさせなかった。
 後半38分に先制されても諦めなかった。同点弾は後半途中出場の五十嵐だ。左サイドからのアーリークロスを頭ですらせて角度を変える。「無我夢中で飛び込んだ。触れば入ると思った」。何度も好セーブを見せていた聖和学園・平井が懸命に手を伸ばしたが、ボールはゴール右隅に吸い込まれた。
 城福監督は劇的な勝利に「選手たちの執念、粘りに敬服する」とたたえた。昨年の全国選手権は2回戦敗退。堀江は「厳しい戦いばかりだが、今日のように最後まで諦めず勝ち切りたい」と一戦必勝を誓った。
(山本武志)

<聖和学園、先制生かせず>
 聖和学園は攻めの姿勢があだとなった。後半38分に先制したが、そのまま攻め込んだ隙を狙われ、ロスタイムに追い付かれた。加見監督は「粘り切るという点で相手が上だった」。2年ぶりの選手権出場を逃したことを残念がった。
 持ち味のドリブルサッカーはスタンドを沸かせたが、要所を仙台育英に締められた。ゴールポストに嫌われる不運もたびたびあった。杉本主将は「後輩たちには他を圧倒する力を付けて、来年は勝ち切ってほしい」と話した。


2018年11月04日日曜日


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