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戦前戦後の写真展示や民謡公演 登米・東北新生園で文化祭

太平洋戦争前後の療養所の様子を写した写真パネル

 宮城県登米市の国立ハンセン病療養施設「東北新生園」で2日、秋の文化祭が開かれ、戦前に開設された同園の写真パネル展示会や民謡公演などが行われた。
 園と入所者自治会楓(かえで)会が主催。パネル展には太平洋戦争前後の園の様子を写したモノクロ写真40点のほか、近年の入所者の活動を紹介する写真42点が展示された。
 市内の民謡歌手佐藤寛一さんらによる民謡公演や屋台まつりもあり、入所者や地域住民、園関係者ら約70人が歌や踊り、食事を楽しんだ。
 園は1939年に開設。国の隔離政策によりピーク時には600人以上が入所していたが、現在は63人となった。園は市内外の人々が交流するゲートボールや花火大会を開いたり、パークゴルフ場を開放したりしている。
 楓会の久保瑛二会長(85)は「入所者の高齢化が進み人数も少なくなったが、お世話になった園外の方々に新生園のことをもっと知ってもらいたい。地域に少しでも恩返しができたら」と話した。


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2018年11月05日月曜日


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