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<太宰治>おいに贈った「献辞本」初展示 没後70年、青森で企画展

太宰の直筆原稿や初版本を集めた企画展

 五所川原市出身の作家太宰治(1909〜48年)の没後70年に合わせ、直筆原稿や遺品を集めた企画展が青森市の青森県近代文学館で開かれている。太宰が献辞を添え、おいに贈った小説集「晩年」の初版本が初めて展示された。
 作品を掲載した雑誌や著作の初版本、草稿など約190点が並ぶ。官立弘前高時代に使った落書きが残る化学のノート、弟子に送ったはがきなどもある。
 「晩年」の献辞本は24歳で亡くなった故津島逸朗の妹が保管していた。見返しに「キミモ又 タカキ誇ワスレズ」「ワタル世間ニ鬼ノナキコトヲ信ジ玉ヘ」などと記されている。
 文学館の竹浪直人主幹は「太宰の生涯を振り返ることができる展示になっている。おいに贈った献辞本や弟子への手紙からは太宰の優しい人柄が伝わってくる」と話す。
 来年1月14日まで、入場無料。11月18日午後2時からは「文学館が誇る珠玉の太宰資料」と題した講座を開く。連絡先は文学館017(739)2575。


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2018年11月04日日曜日


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