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<盛岡市動物公園>改修で1年休園へ 公民連携の手法で再生目指す

大規模改修や民間投資で再生を目指す盛岡市動物公園

 来園者の減少や、施設の老朽化に直面する盛岡市動物公園の再生計画案がまとまった。計画策定を担うまちづくり会社オガール(岩手県紫波町)は、園内インフラの大規模な改修が必要だとして1年間の休園を提案。公営動物園運営に公民連携の手法を全国で初めて導入し、民間投資を促す。

 10月31日の事業検討会議で、オガールの岡崎正信代表は「民間が投資したくなるような動物公園にするにはまず公共投資が必要。1年間休園し、獣舎や園路の改修に着手したい」と話した。
 市は年内にも再生計画全体の可否を判断する。既に改修費を約13億円と見積もっており、2020年には工事に着手する見通しだ。
 インフラ改修に続く再整備は25年ごろまでかかる見込み。動物や家畜と触れ合える芝生広場、サバンナのさまざまな動物が同居する広大な展示広場などにエリア分けする。計画全体の再整備費用を市は70億〜80億円と試算した。
 再整備と並行して、公民連携による公共サービスの提供(PPP)を取り入れる。具体的には、保育所や障害者就労支援を目的としたチョコレート・チーズ製造工場を園内に誘致。収益を園の運営費や再整備費に充当する。
 市動物公園は1989年開園。37.2ヘクタールの敷地に約80種約650匹の動物を飼育展示する。来園者は開園初年度の26万人をピークに近年は15万人前後で推移している。
 入園料収入の減少で市の財政負担は年々増加。指定管理料や運営費に年約3億円を支出している。


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2018年11月04日日曜日


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