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吉田川の増水想定 宮城・松島町が11年ぶりに訓練実施

月の輪工法で土のうを積み、堤防の決壊を防ぐ訓練
浸水区域に取り残された人をゴムボートで救出した訓練=4日午前11時5分ごろ、松島町野外活動センター
浸水区域に取り残された人をゴムボートで救出した訓練は、池を利用して行われた=4日午前11時5分ごろ、松島町野外活動センター

 宮城県松島町は4日、町防災の日(5日)を前に、町野外活動センター円形広場などで総合防災訓練を行った。約20機関の関係者や住民約300人が参加し、非常時の対応を再確認した。
 訓練は、町内に記録的短時間大雨情報などが発表され、吉田川が増水して周辺地区に避難勧告を発令した−との想定。多発する豪雨災害への不安の声を受け、11年ぶりに実施した。
 主会場の円形広場では現地災害対策本部の設置と、堤防決壊を防ぐ水防訓練を展開。消防団員が漏水部分を半円で囲むように土のうを積み上げる「月の輪工法」を施した。
 池を舞台に松島消防署員が浸水区域から逃げ遅れた町民をゴムボートで救出したり、簡易水槽を冠水地に見立ててポンプで排水したりした。住民の避難や避難所開設の訓練も各地区であった。
 桜井公一町長は「一つ一つスピーディーにできた。地域の防災力を向上させたい」と述べ、塩釜消防本部の柴正浩消防長は「日頃の皆さんの訓練が生きた」と講評した。


2018年11月05日月曜日


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