宮城のニュース

<仙台・高1自殺>宮城工が臨時保護者説明会 校長、遺族対応を謝罪

保護者会終了後、取材に応じる西尾校長

 宮城工高1年の男子生徒=当時(15)=が8月に自殺した問題で、同校は4日、臨時の保護者説明会を体育館で開いた。西尾正人校長は「(男子生徒の)保護者の深い悲しみに寄り添った対応ができていなかった」と、学校側の不十分な対応を謝罪した。
 説明会後、西尾校長が報道各社の取材に応じ、男子生徒の担任教諭について「指導の範疇(はんちゅう)を超えている部分もあった」と認めた。同じクラスの別の生徒に対する指導で、机を蹴ったことが1度あったという。
 「担任から幾度となく罵声を浴びせられた」との遺族の指摘には、「大きな声でクラス全体に注意したことはあったが、個人を中傷するようなことは言っていない」と説明した。
 自殺の原因や背景については「指導のどこがどう影響を与えたのか判断できない」と述べるにとどめた。同校では在校生を対象にした原因究明のためのアンケートを今月中にも実施する。
 説明会は非公開で行われ、全学年の保護者約300人が出席した。学校側は「事情が分からない在校生の保護者に説明する機会」として遺族には案内していなかったが、遺族も会場を訪れた。西尾校長は「配慮不足の点があり、申し訳ない」と頭を下げた。
 説明会では冒頭、出席者が黙とうをささげ、担任の指導や学校と遺族との信頼関係などについて質問や意見が25件出たという。出席した女性は「就職率が高い学校なので、厳しい指導に納得している」と強調。別の男性も「宮城工高では厳しさが必要と感じている保護者が多い」と話した。


関連ページ: 宮城 社会 いじめ自殺

2018年11月05日月曜日


先頭に戻る