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<滝沢市長選>主浜氏が無投票で初当選 論戦なきトップ交代、市民に戸惑い

主浜氏のポスターが張られた掲示板

 任期満了に伴う岩手県滝沢市長選は4日、元参院議員の主浜了氏(68)が無投票で初当選を決めた。政策論戦なきトップ交代をどう受け止めているのか、投票の機会を失った有権者に聞いた。

 「選挙があることも知らなかった」と話すのは自動車整備業の男性(28)。「新市長が何をしてくれるのかも分からない。子育て支援に力を入れる人に投票したかった」と戸惑いを見せた。
 産直施設で働く農業小山田令子さん(44)は「リーダーに名乗りを上げる人が複数いないのは残念」と嘆き、岩手大理工学部の3年泉山萌(もえ)さん(21)は「政策論争があれば、若者も関心を持つのに」と残念がった。
 地域の政治活力が衰退することを懸念する意見の一方で「選挙でも無投票でも、どちらでもいい」という声もある。無職関村栄さん(85)は「政策実現のために借金をするような無理な市政運営はしないでほしい」と注文した。
 自営業女性(49)は「参院議員だった経験や人脈を市政に生かしてほしい」と期待を寄せる。
 有権者の審判を受けなかったことを一番気に掛けているのは主浜氏本人だ。「市民に政策が十分に伝わっていない」と不安を口にし「今後、市政報告会できめ細かな説明を行いたい」と語った。
 市選管事務局によると、無投票で終わった市長選と市議補選の経費は、市内109カ所に準備したポスター掲示板の設置と撤去、期日前投票用紙の印刷などで計約500万円だった。


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2018年11月05日月曜日


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