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松島の防災マップ10年ぶり刷新 最大規模の津波想定 観光客向けも初作製

刷新した防災マップ(左)と1枚両面刷りの津波ハザードマップ

 東日本大震災の教訓を踏まえ、宮城県松島町は町民向けの冊子型「防災マップ」を10年ぶりに刷新した。併せて、観光客向けの防災ガイド「津波ハザードマップ」を初めて作製した。
 防災マップはB4判、カラー28ページ。津波による浸水予想区域を大幅に改め、(1)東日本大震災クラスの津波高(2)満潮時(3)防波堤が破損−の条件を満たす想定最大規模で該当区域を示した。
 河川氾濫時の洪水浸水想定区域は、水防法の改正で「1000年に一度」クラスに見直された想定最大降雨に基づき、国や県など河川管理者が策定した内容を反映。土砂災害警戒区域も2008年の前回作製時より見やすいように充実させた。
 震災後に町内に新設した避難施設14カ所と避難場所6カ所を含む避難先、警報の種類や避難時の心得といった防災情報も盛り込んだ。町内全戸に1日に配布した。
 観光客向けの津波ハザードマップはB3判でカラー両面刷り。B6判サイズに折り畳んである。観光地・松島海岸周辺の地図に、想定最大規模の浸水予想区域や避難場所、観光施設などを記した。
 外国人客も多いため英語表記を入れた。2万部を作り、町観光協会や町内にあるJR駅、宿泊施設などで配っている。
 町総務課の担当者は「安心して観光してもらうため、観光客向けが必要と考えた。震災後、修学旅行など団体旅行の関係者から避難場所の事前確認が増えたことも考慮した」と話した。


2018年11月06日火曜日


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