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<仙台市地下鉄>南北線事故の教訓共有へ あす東西線で対応訓練

南北線事故で全線がストップし、足止めされた利用客で混雑する仙台駅改札口=4月18日

 仙台市地下鉄南北線が4月に約6時間全線運休した事故を踏まえ、市交通局は7日、若林区の市地下鉄東西線荒井車両基地で、事故の教訓を共有する訓練を実施する。送電ケーブルが焼けて漏電し、運行が止まった南北線事故と同様の状況を想定。当時、事故対応に関わらなかった東西線担当の職員が、乗客の避難誘導などに取り組む。
 訓練は、東西線の送電が止まり、走行中の列車が八木山動物公園(太白区)−青葉山(青葉区)間で停止したと想定。同区間でケーブルの焼損が見つかり、当日中の運転再開は困難と判断し、大町西公園(青葉区)−荒井(若林区)間の区間運転を決める。
 運転士と現場に駆け付けた駅員が乗客役の50人を列車から降ろし、線路を歩いて駅まで誘導する。職員がケーブルの状況を確認し、復旧の見通しを判断する訓練もする。駅員が状況説明や苦情の対応にも当たる。
 南北線事故は4月18日午後5時15分ごろ、泉区の八乙女−黒松間で、地下の送電ケーブルが側溝に押しつぶされて漏電し、全線の運行が停止。午後11時半ごろ再開したが、約6万9500人に影響した。
 事故当時の対応は、市交通局の事故調査委員会が検証している。これまで「運転再開後に回せる検査や作業を行い、復旧が遅れた」「『当日中の復旧は困難』という初期情報が部署間で迅速に伝達されなかった」などの課題が指摘された。
 市交通局の担当者は「ケーブル損傷を想定した訓練は初めてだが、同様の事故は東西線でも起こり得る。事故の教訓を踏まえ見直した復旧の手順もあり、対応の流れを確認しながら経験を共有したい」と話した。


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2018年11月06日火曜日


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