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<特区保育園>仙台市、パワハラ告発放置 担当課「終わった話」

 仙台市が国家戦略特区を活用して整備した「中山とびのこ保育園」(青葉区)のパワーハラスメント問題で、園運営の社会福祉法人「中山福祉会」の前事務局長の男性(62)=昨年8月に退職=が市にパワハラの実態などを訴えたにもかかわらず、市が実質的に放置していたことが5日、分かった。
 園と法人では昨年4月の開園以来、法人前理事長の男性(71)=6月に解職=や現園長の男性(41)によるパワハラなどを理由に職員が大量退職したことが判明している。
 前事務局長によると、園の運営を所管する市健康福祉、子供未来両局長宛てに4月下旬、園と法人の実情に関する文書を郵送。前理事長のパワハラを理由に複数の職員が辞めた経緯や、現園長が4月の就任前から職員の人事に関与し、反発した複数の保育士が退職したことが記されていた。
 前事務局長は5月下旬、両局の担当職員から呼び出され、文書の内容について聞き取り調査されたが、その場で担当職員から「事実確認のしようがない」と告げられたという。
 取材に対し、市子供未来局運営支援課は「大量退職は『終わった話』と判断して調査を打ち切った」と説明。前事務局長は「市が適切な指導や監査をせず、異常な状態が続いていることは残念だ」と話した。
 同課によると、現園長については「現職で、園が適正に運営されているかどうかに関わる」として5日、事実関係の確認など聞き取り調査を始めた。


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2018年11月06日火曜日


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