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<特区保育園不明朗会計>「自助努力に期待」仙台市長、「中山とびのこ保育園」巡り

 郡和子仙台市長は6日の定例記者会見で、不明朗な会計処理などが問題化している社会福祉法人「中山福祉会」が運営する「中山とびのこ保育園」(青葉区)について、「保護者から不安の声などはなく、適切な保育環境が保たれている」との認識を示した。
 保育園は2017年4月、国家戦略特区制度を活用して開園した。郡市長は「住民が自ら地域課題を解決するために取り組みが始まった。法人が問題を抱えているのは事実だが、自助努力に期待したい」と、運営法人変更の可能性に否定的な見解を述べた。
 開園時の職員の一部がパワーハラスメントを理由に相次いで退職したことに関し、郡市長は「パワハラと言えるのか当事者の訴えを確認できない状況。職場環境は組織の問題で、対応しにくいところもある」との考えを示した。
 中山福祉会は16年8月、保育園整備のため住民が中心となって設立。これまでに、勤務実態のない前事務長への給与支払いなどの不明朗な会計処理が明らかになったほか、理事長が2人存在する異常事態が続く。
 郡市長はまた、泉区の南中山中2年の男子生徒が16年に自殺した事案を再調査する市いじめ問題再調査委員会で加害者を特定できなかったことに関し、「今回の調査は事態の経緯などを調べるもので、必ずしも犯人を見つけるものではないと考えている」と述べた。


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2018年11月07日水曜日


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