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<岩手競馬>10日以降当面のレース休止 禁止薬物3回目の検出

当面のレース休止が決まった岩手競馬の盛岡競馬場=6日午後6時20分ごろ、盛岡市新庄

 盛岡競馬場(盛岡市)で10月28日に競走馬から禁止薬物が検出されたのを受け、岩手県競馬組合(管理者・達増拓也知事)は6日、10日以降のレースを期限を定めずに休止すると発表した。禁止薬物の検出は7月以降、3回目。競馬事業の存続にもかかわる異例の事態に発展した。
 記者会見した組合幹部は「公正なレースができる環境でない」として、水沢競馬場で10〜12日に開催予定だった全33レースの中止を表明した。13日以降のレースについても慎重に開催の可否を判断する。
 禁止薬物の筋肉増強剤ボルデノンが検出されたのは、第5レースで1着になったヒナクイックワン号(牡3歳)。所属する水沢競馬場(奥州市)の高橋純厩舎(きゅうしゃ)では、先に別の所属馬からボルデノンが検出されている。
 高橋純調教師は「現時点では詳細なコメントはできない」との談話を発表。組合は競馬法違反の疑いがあるとして5日、盛岡東署に通報した。
 岩手競馬では7月29日に盛岡競馬場、9月10日に水沢競馬場で、それぞれ出走後の競走馬1頭からボルデノンが検出された。
 相次ぐ禁止薬物検出を受け、組合は9月22日のレースを中止。競走馬理化学研究所(宇都宮市)に依頼し、組合に所属する全717頭を検査した。再発防止策として、盛岡、水沢両競馬場への監視カメラ計約150台の設置や、警備員の24時間配置といった対策を進めていた。
 達増知事は「極めて残念。ファン、競馬関係者、県民の皆さまにおわび申し上げる」との談話を出した。


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2018年11月07日水曜日


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