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和紙製畳表1.5倍増産 公共施設など照準 会津大建加工

増設した畳表の織機

 建材メーカーの大建工業(大阪市)の子会社で、和紙製畳表製造の会津大建加工(会津若松市)が第1工場を新増設し、会津若松市神指町の現地で6日に開所式を行った。市場全体が縮小する中、公共・商業施設を照準に生産能力を従来の1.5倍に拡大し、年産54万畳を目指す。
 第1工場は敷地約1万1700平方メートル、鉄骨2階。和紙をよる撚糸(ねんし)機を10台増の70台、織機は6台増の51台にそれぞれ増強した。来年4月以降に撚糸機10台、織機2台を追加する予定で、投資額は計約6億5000万円。建屋は福島県の補助金を活用した。
 従業員数は現在88人。来年4月までに12人の地元新規採用を予定する。
 同社は機械すき和紙をこより状にし、樹脂コーティングを施して畳表を織る独自製法を持つ。イグサ製の従来品より割高だが耐久性と撥水(はっすい)性に優れ、カビやダニが発生しにくいという。
 従来素材のイグサは国産の供給量不足、中国産の価格上昇が懸念され、公共施設や宿泊施設などで和紙製の需要の伸びが期待できると判断した。大建工業岡山工場と合わせて年174万畳の生産体制が整う。
 会津大建加工の橘豊社長は「今後も設備投資する計画がある。増産で地域経済に貢献したい」と話した。


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2018年11月07日水曜日


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