宮城のニュース

宮城→東京 朝採り野菜、新幹線で直送 JR東と日本郵便の輸送ネット連携

仙台駅で日本郵便の職員から農産物を受け取るJR東の担当者(右)

 JR東日本と日本郵便は7日、宮城県内で朝収穫した農産物を郵便局の車両と新幹線で東京まで運び、当日中に販売する試行事業を始めた。新幹線と日本郵便の運送ネットワークが連携した物流事業は初めて。地方の農産物などを首都圏で即日販売が可能な物流網構築の検証に生かす。

 試行事業は、両社が6月に結んだ連携協定に基づき実施した。運んだのは山元町産のイチゴ11キロと、仙台市若林区産のミニトマト25キロ。生産者が朝収穫し、若林区の若林郵便局に持ち込んだ。
 日本郵便が午前10時10分ごろに仙台駅へ届け、午前11時44分発の東北新幹線に積んだ。東京駅には午後1時50分ごろ到着し、同駅であった「行くぜ、東北。」のイベントで店頭に並んだ。試行事業は9日まで続ける。
 JR東によると、新幹線を利用すると一般的な輸送手段であるトラックや貨物列車に比べ輸送時間を大幅に短縮でき、地方の農産物を収穫当日に東京で販売することが可能になる。
 過去にも野菜を新幹線で運んで東京駅で販売するイベントは開いたが、生産者が新幹線の駅に直接運んでいた。各地域に店舗網が広がる郵便局を集荷と配達に活用すれば生産者の負担が軽減し、対象地域や品目の拡大も検討できる。
 JR東仙台支社の担当者は「輸送時間の短縮で東京の人にも朝採り野菜を食べてもらえる」、日本郵便東北支社の担当者は「地域に根差した郵便局の利便性を生かしたい」と話した。


関連ページ: 宮城 経済

2018年11月08日木曜日


先頭に戻る