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<仙台市地下鉄>停電対応、事故の教訓生かす 車両基地で訓練

先頭車両の前扉から乗客役の参加者を線路に降ろし、最寄り駅に避難誘導した訓練

 仙台市地下鉄南北線が4月に約6時間にわたって全区間で運休した事故を受け、市交通局は7日、若林区の市地下鉄東西線荒井車両基地で、同様の事故が東西線で発生したと想定し、教訓を共有する訓練を実施した。

 午前10時ごろの停電で全区間の運転が止まり、八木山動物公園(太白区)−青葉山(青葉区)間で列車が立ち往生したと想定。運転士が先頭車両の前扉を開け、駆け付けた駅員が乗客役の57人を線路上に誘導し、最寄り駅まで避難させた。
 漏電した区間を特定し、電気課職員が現地で焼けた送電ケーブルを発見。現場の写真を事故対策本部に送り、当日の運転再開は困難と判断する訓練もあった。
 駅の改札口などを想定した利用客への情報伝達では、駅員たちが事故の発生を説明し、代替輸送などを案内。「いつまで待たせるんだ」「ちゃんと説明しろよ」などと詰め寄る利用客に応対するなどした。
 市交通局は今後、事故時の復旧手順やマニュアルの見直しを進める方針。年度内に新たなマニュアルに基づく対応訓練を実施する。
 市交通局の三浦孝行営業課長は「南北線事故では利用客への的確な情報伝達が十分でなかった。今回の訓練の反省点をマニュアルに反映させたい」と語った。


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2018年11月08日木曜日


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