岩手のニュース

<遠恋複業課>首都圏の人材と岩手の企業マッチング 自治体が「遠距離恋愛」キューピッド役に

大林製菓の工場を見学する参加者

 岩手県と一関、釜石両市が、首都圏の人材と地元企業を引き合わせる「遠恋複業課」事業を始めた。首都圏で暮らしながら岩手の会社の商品開発や販路開拓に携わる働き方を遠距離恋愛になぞらえた取り組みだ。自治体がマッチングに乗り出すのは全国初で、総務省がモデル事業に選定した。
 事業の一環で3、4日、首都圏で働く20〜50代の男女7人が一関市内の3社を訪問した。餅菓子製造の大林製菓では、社長の大林学さん(43)が会社の課題や求める人材像を説明。参加者は自らの技能などをアピールした。
 広告サービス会社役員の古賀翔也さん(28)=東京都世田谷区=は「一緒に新しいことに挑戦したい」と意欲的。大林さんも「これまで外への発信が立ち遅れていた。高い技術を持つ人の手を借りたい」と期待を寄せる。
 釜石市でも10、11日に見学会を開催した後、参加者は「遠恋複業提案書」を作成して意中の会社に売り込みを図る。「カップル成立」となれば、業務委託や提携の形で契約を結ぶ。
 県地域振興室の佐藤光勇特命課長は「複業をきっかけにして関係人口を拡大させるのが狙い。できれば受け入れ市町村を増やして来年度以降も続けたい」と話す。


関連ページ: 岩手 政治・行政

2018年11月08日木曜日


先頭に戻る