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卒業制作はリングの熱闘 東北芸工大生、学内でプロレス無料興行 営業、練習に奔走

立ち技を習得するため練習を繰り返す菊地さん(左)
パソコンで制作中の広報ポスターを示す菊地さん

 東北芸術工科大グラフィックデザイン学科4年の菊地大世さん(22)=山形市=が、卒業制作で自ら出場するプロレスの無料興行を企画している。同大体育館で25日の開催を目指し、上山市のプロレス団体で練習生として修業する傍ら、協賛者集めや広報活動に奔走中だ。一連の体験は映像などで記録し、菊地さんが作ったポスターやPRビデオなどとともに2019年2月の卒業展に出展する。

 無料興行は、所属する社会人プロレス団体「DPW」(上山市)の協力を得て開催。ベテラン同士の対戦のほか、「練習生卒業検定試験」と銘打った4試合目のメインイベントで菊地さんがリングに上がり、DPWのレスラーGreedさんの胸を借りる。
 現在は見習いレスラーとして週1回、DPWが練習拠点とする「フラッシュジム」(上山市)で基本からプロレスを学ぶ。企画、運営、営業など全ての事務作業を仲間に支えられながらこなしている。
 広報ポスターやPRビデオの制作などにグラフィックデザインの技術を活用。制作中のコスチュームには仲間たちにコメントを書いてもらうつもりだという。
 仙台市出身の菊地さんは小学校から高校まで柔道に打ち込んだ。大学1年からプロレスの動画などを見るようになり、レスラーたちの肉体美とショーマンシップに魅了されていった。
 3年生になり、ブランド戦略づくりを学ぶ授業の課題で、地域のためにマルシェを開いている川崎市のプロレス団体を取り上げ、好成績を挙げた。それまで芸工大独特のユニークな課題をうまくこなせず「何かにつけて及び腰で逃げる姿勢だったのが、この授業で自信が生まれた」と言う。
 菊地さんは「大好きなプロレスで挑戦する姿を多くの人に見てほしい。試合終了のゴングが鳴るまで全てが戦い。戦うことから逃げない姿勢をリング上で示したい」と熱く語る。
 試合開始は午後4時の予定。菊地さんは既に総合職として新日本プロレスリング(東京)への就職が内定しており、来春からは職業人としてプロレス界を盛り上げる。


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2018年11月08日木曜日


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