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<農林中金>飯舘の農地再生で助成金 地元農協に1100万円

営農再開に向けて購入した機材を取り付けたトラクターで田んぼを掘り起こす実演=福島県飯舘村

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が昨年3月末に解除された福島県飯舘村の営農再開支援で、農林中央金庫(農林中金)は農地整備の資機材購入費の一部として、地元を管轄するふくしま未来農協(福島市)に1100万円を助成した。
 営農再開には除染作業で固くなったり、営農中断で荒れたりした農地を入念に掘り起こすことなどが必要。村と農協は今年1月、作業を担う「オペレーター協議会」を設立しており、農協は購入した機材を無償で貸し出す。
 購入したのは5台。田んぼを掘り起こすほか、土を砕いたり、レーザーで測りながら平らにしたりする機材で、トラクターに取り付ける。購入費は助成金を含め約1400万円。
 原発事故後、田畑の除染はいったん地表から圧力をかけて圧縮した後、表土を剥ぎ取る形で実施。かなり固くなるため、専用機材による耕作などが欠かせないが、個々の農家にとっては負担が大きかった。
 機材を無償貸与された農家は、協議会に作業を委託して営農再開につなげる。避難指示が解除された川俣町山木屋地区など、管内の他地区にも貸し出す予定。
 村内で6日、贈呈式と実演があり、地元の生産者ら約20人が参加。農林中金の望月大輔福島支店長は「営農を再開する生産者の負担を軽減し、復興支援につなげたい」と語った。


2018年11月08日木曜日


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