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災害対応ロボ、続々と新技術 南相馬で公開実証試験

炎の中の対象物をつかんで取り出すロボットアーム

 大規模災害現場に対応するロボットの公開実証試験が、南相馬市の福島ロボットテストフィールドであった。研究者ら約450人が、サイバー救助犬など6分野の実演に見入った。
 東北大は、救助犬にカメラなどを装着したスーツを着せて被災者の捜索を実演。犬の軌跡から3次元の地形を割り出したり、スポット光を照射して犬の行動を誘導したりする初めての技術について説明した。
 東北大などのグループは、火災現場から対象物を取り出す「耐火グリッパ」の新型を初公開。チタン合金を数珠状につなぐことにより、柔軟でありながらワイヤを引くと堅固になる8本触手のロボットアームで、炎の中からガスボンベなどを取り出した。
 500度までの耐熱があり重さ3.5キロまで拾える。開発に携わった東北大の多田隈建二郎准教授は「表面に突起のない物をつかむため、ハンド側の摩擦力を高める形状の研究を重ねる」と話した。
 実証試験は2日、頻発する自然災害時の迅速な救命活動や原発事故対応などの技術開発を目指す事業「タフ・ロボティクス・チャレンジ」の一環で行われた。


2018年11月08日木曜日


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