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<サン・ファン号>後継新船は原寸大と「4分の1」の2案 年内にも最終案

 老朽化に伴い解体される宮城県慶長使節船ミュージアム(石巻市)の復元船サン・ファン・バウティスタ号の後継策を協議する検討委員会が8日、県庁であり、県は新たに造る後継船を4分の1大と原寸大とする2案を示した。検討委の意見などを踏まえ、年内にも最終案を固める。
 4分の1案は全長約14メートル、幅約3メートル、高さ約12メートルの新船を繊維強化プラスチック(FRP)で製作。誘客促進を狙い、復元船のドックから水を抜き取り、新たな空間で展示とイベント開催を見込む。整備費は4億5050万円と見積もった。
 原寸大案(全長約55メートル、幅約11メートル、高さ約48メートル)は現在のドックをそのまま活用。FRP製の新船を11億7580万円で整備し、展示する。
 検討委には委員10人が出席した。多くの委員が4分の1案を支持。亀山紘石巻市長は「慶長遣欧使節団の偉業を伝承するためには原寸大の船が必要だ」との見解を示した。誘客促進策も議論され「観光と教育の視点が必要」「他の観光施設との連携を考えるべきだ」などの意見が出た。
 復元船は1993年に完成。東日本大震災で被災し、震災後の強風でマストが折れるなどした。2013年11月に一般公開を再開。老朽化に伴い県は展示を20年までとし、検討委でその後の在り方を協議してきた。


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2018年11月09日金曜日


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