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<復興支援>宮城・女川に公園まるごとプレゼント 東京の企業が計画

「MASH PARK ONAGAWA」の完成予想イメージ(マッシュホールディングス提供)

 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県女川町に公園をまるごとプレゼントする復興支援プロジェクトを、東京都の企業が展開している。女川湾沿いに町が整備する観光交流エリア(仮称)の一角に建設し、海を望む大型滑り台などの遊具を設置する計画。完成予定は2020年前半で、復興を歩む町に新たなにぎわいの拠点が誕生する。
 プロジェクトは、ファッション事業などを手掛ける「マッシュホールディングス(HD)」が企画。「MASH PARK ONAGAWA」として、グループ会社が公園のデザインを手掛ける。
 「遠方からも訪れたくなるようなアートフルな公園」など六つのコンセプトを掲げ、子どもが自由に楽しめる空間を目指す。
 資金は同HDが開催するチャリティーイベントで募る。イベントは16年から年に1度、都内で開いており、16、17年で計2000万円以上を集めた。
 今年は10月12、13の両日に開催し、女川の食材を使った飲食ブースや物販などを企画。2200人以上が足を運び、チャリティー額は約1200万円。3年の累計で3300万円超に達した。
 会場で同HDの近藤広幸社長は「公園を造ることでたくさんの子どもの笑顔をつくりたい。協力してくれた方や、女川の皆さんに恥じないような公園を届けたい」と意欲を示した。
 寄贈先を探していた同HDと、公園整備を検討していた町のニーズが合致し、実現の運びになった。
 町が整備する観光交流エリアは総面積4.3ヘクタール。テナント型商業施設「シーパルピア女川」「地元市場ハマテラス」などがある商業地に隣接する。20年度の完成を予定し、震災遺構の旧女川交番の展示、スケートボードパークの設置を計画している。寄贈される公園施設は同エリアのうち、20年度前半までに先行して開設する約1.4ヘクタールの中に設ける。


2018年11月09日金曜日


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