宮城のニュース

<小動物と暮らす>スナネズミ編(1)高い繁殖力を念頭に

複数匹を飼う場合は繁殖力の高さに注意を

 スナネズミは別名ジャービルと呼ばれ、ハムスターに近い仲間です。カラーバリエーションは、比較的多く、茶、黒、白、ぶち、シナモンなどがあります。
 もともと砂漠や半砂漠地帯に生息していて、土の中に巣穴を作る穴居性の動物です。ハムスターと違い、昼に活動する昼行性の動物ですが、夜も活発に行動します。
 強い社会性を持ち、集団生活を好むおとなしい性格ですが、複数飼育により人に慣れにくくなる場合があります。成獣同士を同居させると、相性が合わずけんかすることがあるので、幼い時から一緒にして飼育するのがよいでしょう。
 繁殖力が高いので、複数匹を飼い、数を増やしたくない場合は、同じ性別のみにするか雄の去勢手術が必要になります。
 スナネズミは一夫一婦制です。子どもの面倒は協力して見ます。妊娠期間は25日前後で、1度に産む子どもの数は1〜12匹です。寿命は3〜4年で、ちょうどゴールデンハムスターと同じくらいです。
 食事はハムスターと同じと考えて問題ありません。ただし、肥満による病気の危険は、他のげっ歯類よりも多いとされているので、注意が必要です。
 ケージは水槽タイプが使いやすく、お薦めです。スナネズミは木登りをせず、地上や地下で暮らす動物です。はしごやトンネルを上って2階に上がれるような作りの金網製のケージでは、けがをしやすくなります。
 床には、軟らかく薄く削り出したおがくずや、着色されていないペーパーチップを、十分に敷いてあげるといいでしょう。穴掘りの動作を一生懸命行い、いい運動になります。
 砂漠の生活に適応するために水分の摂取が少ない動物で、濃い尿と乾燥した便をします。尿も便も臭いが少なく体臭もあまりなく、単独飼育では人にとてもよく慣れて飼いやすい動物です。昼夜問わず動き回るので、見ていて楽しく、飽きません。
 次回は、スナネズミの病気やけがについてお話しします。(獣医師)


2018年11月09日金曜日


先頭に戻る