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<ベガルタ>ピッチサイド/フェアプレー「スポーツは戦争ではない」

 「まずは、相手に敬意を払おう」
 なでしこリーグのマイナビベガルタ仙台レディースは3日、味の素フィールド西が丘(東京)であった最終節で千葉に4−3で競り勝ち、1部残留を決めた。試合終了後、スタンドで声援を送り続けた仙台サポーターが勝利の歓喜よりも先に発したのは「J、E、F(ジェフ)」。対戦相手に向け、チームの名称をコールして健闘をたたえた。
 先導したコールリーダーの岩松和徳さん(43)=富谷市=は「スポーツは戦争ではない。ノーサイドの精神が根付くのがなでしこリーグ。勝ち負けとは別に相手を尊重することが大切」と説明する。
 チームは今季、苦しい戦いを強いられた。リーグ戦でサポーターが勝利を見届けられたのは18試合中4度だけ。残留を決めて喜びを分かち合うのを我慢し、精根尽くして戦い抜いた両チームのイレブンをたたえる姿にサポーターの精神的な強さを感じた。
 2部降格を辛うじて避けられたのは、選手やスタッフの力だけではない。辛抱強くチームの背中を押し続けたサポーターの存在も残留を支えたのは間違いない。(剣持雄治)


2018年11月10日土曜日


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