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<現代の名工>壁紙デザイン 提案も/室内装飾工 守谷滋さん

布地の壁紙を裁断する守谷さん

 壁紙を裁断し、端にのりを付けてほつれを防ぐ。貼るときは、つなぎ目で柄を合わせる作業に細心の注意を払う。30年以上、室内装飾の道を歩んできた。「ミスは絶対に許されない。細部までこだわらないとお客さんに失礼」と話す。
 仙台市出身。両親の焼き鳥店を手伝っていた26歳の時、室内装飾工の義兄に誘われた。調理師に戻ろうかとも考えたが、39歳で独立し、室内装飾業の匠塾(宮城野区)を設立した。
 壁紙一つで部屋の雰囲気はがらっと変わる。依頼者のニーズだけでなく、壁紙のデザインを提案することもある。「部屋が明るくなった。お願いしてよかった」という客の声が、やりがいにつながっている。
 県表具内装業連合会会長を務める。「周囲の人に支えられ、育てられて今の自分がある。今後は後継者を育てることに力を注ぎたい」と語った。

 優れた技能で業界の発展に尽くした人を顕彰する2018年度の厚生労働大臣表彰「現代の名工」に、宮城県内から婦人・子供服注文仕立職の高野秋子さん(66)、日本料理調理人の及川健さん(67)、室内装飾工の守谷滋さん(59)、プラスチック成形工の安彦浩輝さん(58)の4人が選ばれた。


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2018年11月13日火曜日


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