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<栗原市贈収賄>市参事と業者に有罪判決「信頼損なわれた」

 栗原市発注工事を巡る贈収賄事件で、収賄罪などに問われた市建設部参事佐藤義夫(58)=起訴休職=、贈賄罪などに問われた同市の米倉設備工業元専務米倉智章(51)両被告の判決で、仙台地裁は13日、佐藤被告に懲役2年6月、執行猶予4年、追徴金22万8000円(求刑懲役2年6月、追徴金22万8000円)、米倉被告に懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。

 加藤亮裁判長は「公民の癒着関係が背景の犯行で、入札制度の信頼が損なわれた」と強調。佐藤被告による設計価格の漏えいは「あまりに軽率で非難を免れない」と指弾した。
 米倉被告については佐藤被告への積極的な贈賄や、同市の丸安建設社長白鳥泰行被告(52)=公競売入札妨害罪で公判中=への漏えい情報の横流しなど「中心的役割を果たした」と指摘。その上で「佐藤被告に懲戒処分が見込まれ、米倉被告の会社が指名停止処分を受けた事情を考慮した」と執行猶予の理由を述べた。
 判決によると、佐藤被告は昨年9月と11月、米倉被告から購入した冷凍庫と自宅台所のレンジフード交換工事代金計約23万円の支払い免除を受け、同10月4日の栗駒山麓ジオパークビジターセンター機械設備改修工事と、今年2月7日の市交流施設エポカ21機械設備改修工事の各制限付き一般競争入札で、最低制限価格算定の基となる設計価格を同被告に漏らすなどした。
 栗原市は13日、佐藤被告を懲戒免職とした。管理監督者責任として、千葉健司市長を減給20%(1カ月)、千葉章副市長を減給10%(同)とする条例案を市議会12月定例会に提出する。


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2018年11月14日水曜日


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