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<プロ野球トライアウト>元オリックス佐藤世、充実「悔いない」上手投げに戻しマウンドへ

トライアウトに参加した元オリックスの佐藤世

 2015年夏の甲子園大会でエースとして仙台育英高の準優勝に貢献した元オリックスの佐藤世が狭き門の突破に挑んだ。打者3人と対戦し、1四球1安打とまずまずの内容に「大勢の歓声の中で投げられて楽しかった」と充実した表情を見せた。
 この日は迷った末、昨年12月に変えた横手投げから、高校時代の上手投げに戻した。先頭森山(元ソフトバンク)にいきなり四球。続く河野(元巨人)は三飛に仕留めたが、城所(元ソフトバンク)には低めの変化球を右前に運ばれた。
 プロ3年間で1軍登板が一度もなく、フォームの変更を受け入れた。今季後半には手応えをつかみかけていたにもかかわらず、育成契約のない戦力外通告を受けた。「(変更後1年での戦力外に)葛藤はあったが、勝負の世界なので仕方ない。(フォームを戻したのは)本来の自分の姿を見てもらいたかったから。悔いはない」。上手投げの練習期間はわずか3週間という。最速は141キロだった。
 球場には父慎一さん(50)も駆け付けた。「父は自分よりも緊張していたと思う。まだまだ頑張っている姿を見せたい。野球をやめる年齢ではない」。21歳は家族と共に吉報を待つ。(狭間優作)


2018年11月14日水曜日


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