岩手のニュース

<大谷選手新人王>地元歓喜「偉大な先輩」「すごいの一言」

大谷選手の新人王を祝い、地元奥州市の市役所庁舎に急きょ登場したポスター

 投打の「二刀流」が成し遂げた偉業に東北も喜びに浸った。米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(24)=岩手・花巻東高出=がア・リーグの最優秀新人(新人王)に選ばれた13日、出身地の奥州市などから祝福の声が上がった。

 奥州市役所や同市姉体地区センター入り口には早速「祝 新人王」のポスターが登場した。地区振興会事務局長の菊地貞好さん(66)は「けがもあったが結果を出した。すごいの一言だ」。新人王受賞の知らせに、12月の地区忘年会の名称を「祝賀会」に変更するなど地域の盛り上がりは高まる一方だ。
 小沢昌記市長は「市民は勇気と元気をもらった」と市民栄誉賞創設を検討する意向を表明。達増拓也岩手県知事は「世界中の野球ファンを魅了した」と祝福の談話を出した。
 野球関係者の喜びもひとしおだ。母校の花巻東高硬式野球部の中村勇真主将(17)は「翔平さんは偉大な先輩。これからも活躍してほしい」と語り、西舘勇陽投手(16)は「翔平さんも練習していたこの環境で一つ一つ積み上げたい」と決意を新たにした。
 花巻東高のライバル、盛岡大付高の関口清治監督(41)は「部員には大谷選手との対戦ビデオを見せている。間近に見ていた選手が新人王を取ったのは励みになる」と喜んだ。
 宮城・利府高出身の会社員佐藤航太さん(23)=仙台市宮城野区=は2012年、春季東北地区高校野球大会で対戦し、敗れはしたが3安打を放った。「当時から全てが桁違いだった。もっと偉大な選手になってほしい」と声を弾ませた。
 プロ野球東北楽天の平石洋介監督は「能力からすれば(新人王は)納得」と絶賛。岩手県普代村出身の銀次選手は「同じ岩手出身として誇りに思うし、自分も負けじと頑張りたい」と刺激を受けた。
 大谷選手は14年、東日本大震災復興支援イベントで福島市を訪れ、地域の小学生と交流した。会場の市国体記念体育館は今もサイン色紙を飾っている。小峯茂雄係長(47)は「大谷選手は子どもたちにすごく人気でみんな勇気をもらった。メジャーで長く活躍してほしい」とエールを送った。


2018年11月14日水曜日


先頭に戻る