宮城のニュース

<スクールソーシャルワーカー>男性が宮城県を提訴へ「不当に任用打ち切られた」 指導役のパワハラも主張

 宮城県のスクールソーシャルワーカー(SSW)だった涌谷町の男性(52)が、SSWを指導する県選任のスーパーバイザー(SV)を務めた元大学教授の男性からパワーハラスメントを受けた上、県から不当に任用を打ち切られたとして、県に慰謝料など約292万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こすことが14日、分かった。

 元SSWの男性側によると2016年4月〜18年3月、1年任期で連続2年、SSWとして不登校や家庭問題に悩む県立高生を支援した。男性は18年度も任用を希望し、学校からも継続要請があったが、県は3月に打ち切りを通達した。
 男性は17年11月、当時SVだった元教授による指導の場で突然、事案の詳細などを矢継ぎ早に聞かれ「そんなことも分からないのか」と強い口調で詰問されたほか、「小さなことで慌ててはSSW失格だ」などと嘲笑(ちょうしょう)されたという。別の日の指導時には、元教授の研究室に所属する学生の同席や遠隔地での面会を強要されたという。男性は直後に県教委に被害を報告したが、県教委は取り合わなかったという。
 家族や学校、関係機関との信頼構築に時間を要するSSWは継続契約が一般的で、男性は「打ち切りは県教委にパワハラ被害を伝えたことが原因で、合理的理由がない」と主張している。
 県教委によると、元教授は5月末、任期途中でSVを辞任。男性の主張に対し「パワハラの相談はあったが、提訴の予定は把握しておらずコメントできない」としている。
 男性は17年度にSSWを務めた加美町にも不当に任用を打ち切られたとして今年6月、町に損害賠償を求める訴えを起こし係争中。


関連ページ: 宮城 社会

2018年11月15日木曜日


先頭に戻る