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仙台市内初 公園の中に地区集会所 高齢者の健康促進や地域防災の拠点に

新設された集会所。落成式には子どもから高齢者まで多くの住民が参加した=10月上旬

 仙台市太白区八木山本町2丁目の松風公園内に地区集会所が完成した。公園内への集会所設置は、市では初の試み。住民らは地域コミュニティーの拠点となる集会所を、高齢住民の健康促進や地域防災に役立つ場所として活用する考えだ。

 集会所は市の補助金と住民の町内会費を原資に約2100万円で整備した。木造2階で、1階には約70人が入る集会室やキッチンを設け、2階は倉庫として使用する。
 10月上旬にあった落成式には住民ら約70人が出席。郡和子市長はあいさつで「高齢者や子どもたちの声が響き、ますますにぎやかな場になるのではないか」と期待を寄せた。
 松風公園周辺は住宅密集地で集会所を建設できる土地がなく、これまでは住民の1人が提供した施設「豊成閣」を集会所として約40年間、利用してきた。
 老朽化が進んだため、数年前から公園への集会所新設を検討。市が昨年、都市公園内への地区集会所の設置を解禁したのを機に本格的な建設に乗り出した。
 公園は長年、住民らがラジオ体操などの運動をする場でもあった。集会所でも健康指導イベントを開催するなど、健康管理を通じて高齢者らが触れ合う機会を増やす。
 集会所は地域の防災拠点としての役割も担う。倉庫に食料品を備蓄し、災害時に一時避難所として利用できるよう設備を整える。日常時、非常時を問わず、住民が集まる場となる。
 八木山本町2丁目町内会副会長の羽田登さん(80)は「集会所が持つたくさんの力を生かし、公園全体の機能を高めていきたい」と意気込む。


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2018年11月15日木曜日


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