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<核のごみ 漂流する処分策>後始末 国内で責任を/伴英幸氏に聞く

◎NPO法人原子力資料情報室(東京) 伴英幸共同代表(67)

 幌延深地層研究センターは地元との約束を絶対に守り、研究を終わらせないといけない。国もJAEAもNUMOも信頼されていないことが最大の問題。研究者は続けたいだろうが、別の場所を探すべきだ。
 核のごみの地層処分の研究自体は続けるべきだ。地下深部での地下水の流れ、地震など自然現象による変化がよく分かっていない。やめてしまえば、より安全な処分の技術開発につながらない。日本では将来的に地層処分するしかないと思う。国内で後始末することが、原発を57基も造った国際社会に対する責任だ。研究期間を100年単位で長く取り、使用済み核燃料の中間貯蔵も延長する必要がある。
 核のごみの発生量の上限、つまり脱原発を決めて最終処分場を1カ所だけ造るという政策の方向性がはっきりすれば、将来世代に影響を極力残さないという意味で、意見が異なる人たちも同じテーブルに着けるのではないか。
 (必要性は認めるが、居住地に造られるのは困るという)NIMBY(ニンビー、Not In My Back Yard)は尊重した上で、みんなの問題として、長い間コツコツと話し合っていくしかない。(談)


2018年11月15日木曜日


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