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気仙沼・内湾にぎわい再び 観光集客施設「迎」本格オープン

内湾地区のにぎわい創出の拠点となる「迎」
防潮堤を覆うように設けられた2階のウッドデッキ
新商業施設「迎」グランドオープンを祝いテープカットする関係者=15日、気仙沼市

 東日本大震災で被災した気仙沼市内湾地区で、官民出資のまちづくり会社「気仙沼地域開発」が整備した観光集客施設「迎(ムカエル)」が15日、本格的にオープンした。震災前は「気仙沼の顔」だった内湾地区のにぎわいを創出する拠点としての役割を担う。

 同市南町海岸にできた施設は鉄骨3階、延べ床面積約1000平方メートル。飲食店や雑貨店など6店が入る。事業費は約4億円で国の補助金などを活用した。
 海抜5.1メートルの防潮堤と一体化したような造りで、海が望めるよう、2階部分に取り付けたウッドデッキのテラスが防潮堤の頂上部分を覆う珍しい構造になっている。
 既に4店舗は開店していたが、同日、新たに2店舗がオープン。施設に入居する全6店舗がそろったことから、関係者がテープカットで完成を祝った。
 市内外でコーヒー店を展開するオノデラコーポレーション(気仙沼市)は「アンカーコーヒー内湾店」を出店した。津波で同市魚市場前にあった本店は流出し、2015年4月に内陸部に再建していた。
 小野寺靖忠専務は「海が見えるカフェは気仙沼にはあまりない。内湾の復興に貢献したい」と話した。
 「迎」は地域開発が地区のにぎわい復活を目指して整備を進める3施設の一つ。残りの2施設は、いずれも木造平屋で飲食店など12店が入る「スローストリート」(来年4月開店予定)とスーパーなど3店舗の「スローフードマーケット」(同8月開店予定)。
 地域開発の菅原昭彦社長は「中心部のにぎわいを取り戻すための新たな拠点ができた。市内外から来る人に気仙沼らしさを感じてほしい」と話した。


2018年11月16日金曜日


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