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<E番ノート>野村イズム

 14日に閉幕した明治神宮野球大会で、立正大の優勝に貢献した東北楽天のドラフト7位小郷裕哉外野手は野村克也元監督の影響を受けている。
 「野球は考える時間のあるスポーツ。一球一球の間で考えないと損をする」
 試合後の取材で野村氏の本を引用する姿が印象的だった。
 練習の合間を縫って著書を読んでいたという。立正大の坂田精二郎監督が社会人シダックスの捕手時代に、野村氏の指導を受けたことが関係する。「私生活から、いろいろと考えるようになった。盗塁が武器になったのは坂田監督のおかげ」と小郷は振り返る。
 終盤に盗塁を決めて、九州共立大に競り勝った初戦は考える野球が凝縮されていた。「2球続けてのウエストはない。直球一本の勝負もあり得ない」。カウント、投手と打者の力量。仕掛ける根拠を探って相手を揺さぶった。決勝の環太平洋大戦でも配球を読んだ勝負強い打撃を披露した。
 「この経験をしっかり上(プロ)で生かしたい」。緻密な野球が大学日本一につながった。自信を胸に、厳しいプロの世界で勝負する。(剣持雄治)


2018年11月16日金曜日


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