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<ベガルタ>村林いづみのアディショナルたいむ/守護神シュミット、代表戦出場へ闘志燃やす

村林いづみ

 「三度目の正直」となるのでしょうか。J1仙台のGKシュミット・ダニエル選手が3回目の日本代表に選出され、16日のベネズエラ戦、20日のキルギス戦へ向けて厳しく練習に打ち込んでいます。過去の2回は残念ながら試合出場の機会は巡ってきませんでした。
 「そろそろ試合にも出たい。試合に出ることで本当に代表の一員になれると思う」。来年1月のアジア・カップも見据え、静かに闘志を燃やしています。
 代表チーム合流前の最終試合となった10日のアウェー広島戦では安定したパフォーマンスを見せ、終盤のビッグセーブもあって無失点。6試合ぶりの勝利に大きく貢献しました。ゴール前から果敢に飛び出す一瞬の判断にも自信がみなぎっているように感じます。
 今でこそチームの主力として活躍するシュミット選手ですが、以前は激しいチーム内の競争やけがの影響でベンチに入れないこともありました。「そういう時期があったから、みんなの気持ちも分かる。仙台のGKはポジティブな声を掛け合って、本当にいい雰囲気で練習ができている」。互いに鍛える仲間への感謝を忘れず、仙台のGKを代表していることに胸を張ります。
 シュミット選手の練習に寄り添う石野智顕GKコーチは「代表活動で自分のプレーが通用すると分かったはず。今取り組むこともはっきりしたし、その中で堂々とプレーできている」と彼の成長に太鼓判を押しています。
 そして、こう期待を寄せます。「注目されるのはプロスポーツ選手冥利(みょうり)に尽きる。GKをやってみたいという子どもの憧れの存在にもなる。甘い世界ではないが、常に日本のGKトップ3に入っていてほしい」。多くの人の夢を背負い、力強く代表デビューを目指します。
(フリーアナウンサー)


2018年11月16日金曜日


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