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<トヨタ東日本>岩手工場、3車種整然と「順序生産」

ヴィッツに前後のバンパーを取り付ける従業員

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が15日に公開した岩手工場(岩手県金ケ崎町)の主力小型車「ヴィッツ」の生産ライン。10月に稼働したばかりだが、受注が相次ぎ従業員が組み立て作業に追われている。
 ヴィッツの製造には、アクアと同じ第2ラインが使われている。増産に対応するため、アクア製造の一部分はC−HRを製造する第1ラインに移された。
 岩手工場の特長は「順序生産・順序納入」と呼ばれる生産方式だ。
 同社は生産する車両に順番を付け、事前に部品メーカーに連絡。メーカーは順番通り部品を造り、工場に納入する。生産ラインでは多様化した部品に迷うことなく、順番に従って流れてきた車体に合う部品を組み付けることができ、生産効率向上につながっている。
 バンパーの装着工程ではラインを流れる車体の順番に合わせ、無人搬送車が色や仕様などそれぞれの車に合ったバンパーを運搬。従業員が搬送車から選んで取り付ける。
 関係者によると、ヴィッツの生産数は年間10万台程度が見込まれる。2020年にも全面改良され、車名を海外で使われている「ヤリス」に統一するとみられる。トヨタの部品共通化戦略「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)」の採用も有力とされる。
 岩手工場の杉山隆工場長は「1999年の販売開始から20年になる大事な車種を託された。心を込めて造り、地産地消される車になるよう地元の販売店とも協力したい」と話した。(報道部・高橋公彦)


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2018年11月16日金曜日


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