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<デンソー>震災乗り越え設立10年 福島新工場が完成

デンソー福島に完成した新工場
デンソー福島の新工場に設置されたライン(提供写真)

 トヨタ自動車グループの部品大手デンソー(愛知県刈谷市)の完全子会社デンソー福島(田村市)が、敷地内に建設を進めていた新工場が完成した。デンソー福島設立から10年。現地で15日にあった式典で、デンソーの有馬浩二社長は「輸出の可能性も高まる」と規模拡大効果を強調した。
 新工場は鉄骨平屋で床面積約2万4000平方メートル。愛知県西尾市にある工場が担ってきたガソリンエンジン用の燃料系製品製造の一部を移管する。10月末から一部稼働しており、順次生産を拡大する。
 既存工場(床面積約3万2100平方メートル)では引き続き、カーエアコンなど熱関連機器を製造。現在372人の従業員は5年後には約600人に増やす。
 デンソー福島は2008年4月、デンソー東日本(後に名称変更)として設立。08年のリーマン・ショックと11年の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴う2度にわたる延期を経て、11年10月に操業を始めた。工場は震災時、避難所として住民ら延べ約1500人を受け入れた。
 創立10周年を兼ねた15日の式典には内堀雅雄知事ら約50人が出席。終了後、デンソーの有馬社長は「震災を乗り越えた従業員がいることが誇りだ。デンソー福島はガソリン製品というコア部分も生産する重要拠点になる」と語った。


2018年11月16日金曜日


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